S様邸の母屋は、家の中で一番陽当たりの良い場所に客間や仏間を設けるという、典型的な日本家屋。 そのため家族の生活スペースは北側に作られた「暗く寒い空間」でした。 。また、高齢のご両親にとって、廊下と居室との段差も不安要素。建て替えも考えましたが、「両親が慣れ親しんだ家を 残したい」という思いも。そんな悩みを解消したのが、客間や応接室を、家族が集うスペースへと大胆に 間取り変更したリフォームでした。 2階のひと部屋をなくし、そのスペースを吹抜けにし、対面式キッチンとダイニングも南向きに新しくつくり、 造作のカウンターで奥様の家事スペースも効果的に確保しました。
リフォーム事例詳細
寝室の天井に設けたトップライト（天窓）のおかげで明るい光が差し込み、日の出と共に部屋が明るくなりました。 明るいオープン階段も、リビングの開放感に一役買っています。 外観は真っ白な外壁がまぶしく、2階のバルコニーを取り払って屋根に変更し、雨漏りも解消しました。 また、両親の寝室の場所はそのままに部屋を広くし、部屋の出入りもしやすくバリアフリー化も実現。
＜リフォーム箇所＞
フルリフォーム
＜施工データ＞
- 建物構造・種別：
- 木造（住宅）
- 築年数：
- 37年
- 工事面積：
- 207.02㎡(62.50坪)
- 工事期間：
- 120日
- リフォーム費用：
- 約2000万円
玄関にはシューズクロークを新設。敷板は従来のものを一度外し、磨き上げ再利用しました。 また、新たにつくった納戸。いずれはシアタールームにできるよう、調光機能付きの照明を取り付けました。
